周囲からどのように見られているのか気になってしまい、ついつい無意識に触ったり、潰した方が早く治ると思って自分で潰している人もいるのではないでしょうか。自分で潰すのは、雑菌等が入って返って悪化させてしまったり、あるいは跡が残ってしまったりと良いことはほとんどありません。知らない方も多いようですが、ニキビは、皮膚科で治療することが出来、また基本的に保険診療です。ただし、ニキビ跡治療でケミカルピーリングを受ける場合等は、保険外診療となるので、まずは医師とよく相談することが必要です。
筆者の場合は、学生の頃から皮膚科にお世話になっています。治療前には、医師とカウンセリングを行います。ここではっきりと自分がどうしたいのかという希望や不安を伝えることが大事です。カウンセリングでは、ニキビの原因から、治療方針の相談、自宅でのセルフケア指導を自分が納得するまで相談します。
実際の治療は、注射器の針より細い針でニキビを刺し、膿を出してもらいます。針が細いおかげからか、あまり痛みを感じることはありません。しかし、化膿してしまっている大きなニキビはやはり痛みを感じることもあります。自宅では、塗り薬と飲み薬で指導をもとにセルフケアを行います。
また病院の待合室で他の患者さんと顔を合わせるのも辛いという方もいらっしゃいます。筆者の通っていた皮膚科は、美容皮膚科も兼ねており、ピーリングを受ける方もいました。ピーリングを受ける方は、ノーメイクで通院し、施術後は赤身の出た顔のまま帰宅する必要があるため、プライバシーが守られるように一般の患者さんとはまず出会うことがない入口から異なる病院内の別室で施術を受けます。申し出さえあれば、保険診療でもそこで診察が受けられるという患者さんの精神的な部分までフォローしてくれる病院もあるので、自分にあった病院を探すのがおすすめです。